2016/04/18

十六年間のネムノキ


写真の木は、鳥取環境大学が創立された2001年に、キャンパス内に生えていたネムノキである。いや、正確に言えば「ネムノキだった」である。

今年になり、芽を出すのを待っていたのだが、結局芽を出さなかった。

枯れていたのだ。

当時(2001年)はまだ私の身長にも満たない幼木で、でもきれいな花を少しだけ咲かせて・・・、妙な愛着をもってそれからずっと見続けてきた。
ネムノキの寿命は短い(2030年)と言われるが、それでもちょっと早すぎるのだ。

写真では、夜の空にネムノキの白い気がのぼっているかのように見える。根元の草たちが見送っているかのように見える。

16年の付き合いを思い、私も今日の夜、見送ったのだ。

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