2016/07/03

人がウメボシを口から出すように、巻貝を吐き出したイソギンチャク


私は、切り立ったような海岸はそれほどでもないが、潮だまりができるような平板な海岸は、森に劣らず大好きだ。理由の一つは、潮だまりで、その閉じられた宇宙の中で生きる様々な生物を見渡すことができるからである。生態系の中で起こる生物の営みの発見の宝庫である。

一番上の写真は、そんな潮だまりの中で見つけた、あるイソギンチャクの姿である。”口”の部分にのっている巻貝は、中身がないことから考えて、イソギンチャクの餌になったのでは、と考えるのが自然である。

さて、実験である。
私は、別の潮だまりの、少し大きめのイソギンチャクの”口”に、イボニシ(巻貝)をそっとのせてみた(この子どものような無邪気な好奇心をどうか許したまえ)。

その結果が下の動画である。
子どもの好奇心は、深く満たされたのだった。あーっ、面白かった。
イボニシも無事だったし。


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